何でここまでEUは嫌われちゃったの?

釣りバカ親父です。
趣味の釣りを継続するために、ガチで投資を考えています。

やっと半数近くの頭の中にいるISISを駆逐する事が出来て、かな
り楽になりました。
でもやっぱ、仕事はきついな~!

釣りに行く気力も無いので、大人しく近くのスーパーで半額シー
ルが貼られた、ざるそば&いなりセット(何と120円!)を買っ
て帰宅です。

ちなみに仏大統領選でルペンvsマクロンと判断したときに、ユー
ロの買いポジを入れたんですが、大正解だったみたいです。まさ
かここまでユーロが続伸するとは・・・。

こんな話は、さて置きまして、本日は
「何でここまでEUは嫌われちゃったの?」
を少し考えてみたいと思います。

そもそもEUって主権国家の集まりなんですが、その主権の一部を
EUに譲るという、かなり「え~!」っていうルールに基づく共同
体なんです(現在は28カ国が加盟しています)。

そしてそのポリシーは、EU市民に対する「平和、繁栄、自由」と
のこと。
これらを実現するために、以下の機構を有しています。
●欧州議会
 5年ごとの直接選挙で選ばれる議員で構成。欧州市民を代表
●欧州理事会
 各EU加盟国の大統領または首相で構成
●欧州連合(EU)理事会
 各加盟国を代表、閣僚が出席
●欧州委員会
 立法準備を行い、EU法の施行と遵守を担当

ちなみにEUの法律っていうのは、原則として欧州委員会が原
案を作って、欧州連合理事会と欧州議会が検討。審議して決め
て行くみたいです。
んじゃ、欧州理事会って何なの?ってなりますよね。
簡単に言うと、
「EU全体における懸案事項や取り組むべき課題に対して、優先
順位を付けて特定していく」機関、って思ってもらえると、分
りやすいかな。

では何故EU離脱もしくは関係改善を求める声が、EU内で大きく
なりつつあるんでしょう?

私個人的には、最大の理由はユーロという統一通貨の導入では
無いか、って考えています。

まず初めにEUって、1つ大きな屋根の下で各国が共同生活をし
ている状態なんです。
しかも文化も違えば、所得も違うし言葉も違うし人数も違うし
経済も違うし、とにかく違うことだらけなんです。
だから戦争が絶えない地域だったんですが、これを「何とかし
ようぜ!」って考えた結論が、EUなんです。

しかし大きな屋根の下で各国が共同生活を始めると、様々な問
題が各国に出て来ます。

このことを考えるには、駐日欧州連合代表部の公式ウェブマガ
ジンを見るのが、いちばんの近道じゃないのかな。
これ↓

EU MAG

EUと加盟国の権限分担について、かなり分りやすく書かれて
いますからね。

一番の問題は、統一通貨「ユーロ」の導入じゃない~?
(特に金融政策においてね)

例えばですけど、ECB総裁は
「インフレ見通しは極めて大きな緩和の範疇ににまだ依存し
ている状態」
って言っている一方で、独連銀総裁は
「ユーロ圏における長期化した力強い景気回復と物価圧力の
高まりを考慮すると、欧州理事会がいつ金融政策の正常化を
検討すべきか、さらにそれに伴いどのようにこれまでの政策
を修正するかについて討議することは当然である」
と言ってるんです。

何じゃこりゃ~!

ECB総裁は、未だしばらくは金融緩和を続けたい意向なんで
しょう。しかし独連銀総裁は当然なんですが、独一国の内情
と照らし合わせて、これまでの政策を改めて討議しましょう
よって、言ってるんです。
つまり、ECB内部で分裂が起こり始めている、とも考えられ
るんです。

だって同じ屋根の下であらゆる国家が共同生活するんです。
しかもその同じ屋根の下では、自国の権限よりも統一ルール
が適用されていくんです。
特に金銭面が顕著でしょうね~。
統一通貨を使用する以上、経済力がある国家は必然的にその
恩恵を預かることになりますから。
何故って、経済力をバックに絶大な権限をその一つ屋根の下
で、発揮する事が出来ますから・・・。

理由は単純なんです。

ユーロ加盟国の経済力の格差が、そのままユーロに跳ね返る
からなんです。
例えばギリシャなんかは、ユーロを大きく押し下げる要因に
なりましたが、ドイツにとってはユーロに対する過小評価に
繋がるため、永遠の格安通貨としてドイツはユーロを使用す
る事が出来るんです。
もしマルクだったら、今頃は強烈なマルク高になってる可能
性も否定出来ません。

1つ屋根の下で共同生活をする以上、その屋根の下のルール
に従わざるを得ません。
しかしそれは、加盟国の国家主権を奪うことにもなります。
加盟国各々の実情があるわけですから、本来はその実情を
解決すべく、金融政策や経済政策を行うべきなんですが、
EUに加盟している限り、これが出来ないんです。

これじゃ、もはや主権国家とは言えませんよね。

●●●追伸●●●
陸続きの欧州ですから、過去から戦争が起こるのも当然で
あり、それを無くすためにEUを設立した意義は、私も大い
に賛成なんです。
だけどね、なんで統一通貨にしちゃったんだろう?

確かに表向きにメリットを述べてみよ!何て言われたら、
それなりには出て来るんですが、やっぱデメリットの方が
大きいと、私なんかは思います。

だって絶対にユーロ圏に加盟する国家経済が、影響を及ぼ
すのは目に見えていますからね。
それが低成長もしくはマイナス成長であればあるほど、顕
著に出て来ますから。

EUが嫌われる最大の理由は、
「国家主権に突っ込み過ぎ」
なんじゃないのかな~?

本当に統一通貨を広げるんであれば、金持ち国家がお金を出して
周辺国家の経済力を上げる努力をすべきでしょ。

しかしドイツにそんな素振りは見えませんしね・・・。

ちなみに米財務省が4月14日に公表した「為替政策報告書」にも
同じ様な事が書かれています(翻訳エンジンで和訳したんですが
意味不明の日本語訳でした・・・。やっぱ辞典片手に地道に調べ
ましょ)。

私の結論としては、
●EUは共同体であることには賛成
●統一通貨は各国間の弊害が大き過ぎるので反対
●EUは加盟国の主権をもっと尊重すべき
でありまして、私が考えるEUの姿とは、
「外交と安全保障」
に特化した共同体であることが、最も相応しいと考えています。

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