趣味の釣りを継続するために、ガチで投資を考えています。
週末は釣り仲間と海釣りに行って来ました。
一泊二日の船釣りです。
初めてお世話になった船宿だったんですが、懇切丁寧で本当に良い
釣りをすることが出来ました。
当然ですが、ルアーフィッシングです。
しかも我々がアングラーだってことがわかると、それに適した漁場
まで船を出してくれました。
主にメバルとアジだったんですが、チヌも釣れるし釣り仲間なんか
ヒラメまで釣っていましたから。
メチャクチャ寒かったんですが、やっぱ釣りは楽しいもんです。
釣ったお魚は、勿論ですが船宿でご馳走に。
特に美味だったのがチヌのしゃぶしゃぶ!
刺身よりも断然美味いんです。
チヌって、真鯛よりも美味しいかもしれません。
甘味・旨味・食感、どれを取っても。
ってことで、晩飯を食べながらご主人とお話をしていたんですが、
元々は先々代までは漁師だったそうです。
しかし漁だけでは生活が苦しくなったんで、船宿に鞍替えしたん
だそうです。
理由は単純で、漁獲量が減ったから。
そしてお魚のサイズが、明らかに小さくなって来たから。
これだけでも、素人の私でも妄想出来ますよね、つまり
「乱獲」
ってこと。
ご主人が、
「先代が残した貯蓄を食い潰してるんや」
って文言が、今も記憶に残っています。
ここからは個人的な暴想になります。
農業は、
畑を耕し、
種を蒔き、
水をやり、
肥料をやり、
って、手間暇がかかるんです。
しかし漁業って、お魚さんが自然に種族繁栄のために増えて来る
ので、手間暇がかからないんです。
そのため、お魚さんに対する愛着が無いんじゃないのかな。
最初にご主人から出て来た専門用語が「TAC」。
水産庁に、こんなんがありました↓
TACを知る!!!
(水産庁HPより)
さらに調べて見ると、世界各国でも導入されている制度なんです。
ほんじゃ、何で年々日本の漁獲量が減少してんの?
「密漁」
しか無いんじゃないのかな。
つまりこの制度が機能してへん、ってことでしょ。
しかも何故か7種類しか無いし・・・。
少なくない!
米国なんか500種類以上あるんですよ。
やるんなら、もっと徹底的にやるべきだと想いますけどね。
ついでにこちらもご参考までに↓
TAC制度、IQ・ITQ方式について
(農林水産省HPより)
ちなみにABCってのは、Allowable Biological Catch 、の略、とか、
Acceptable Biological Catch、の略とか・・・。
どちらでも構わないんですが、ABCを簡単に言うと、
「あるお魚さんの繁殖能力以上に捕獲すると、お魚さんがいなく
なっちゃうよ!」
ってこと(って理解しました)。
このように理解すると、ABCは純粋に
「お魚さんのみに焦点を当てた推測値」
と言うことが出来ます。
しかし漁業は人間にとっては経済活動ですので、これを無視する
ことは出来ませんよね。
ってことは、こうなるんじゃない↓
TAC=ABC+人間の経済活動
結局のところ、人間のエゴが入り込む余地があるんですよね。
だから米国なんかは、500種類以上にも細かく規制してるってこと
なんでしょうね。
これらの資料を見て頂ければ分かりますように、遅ればせながら
日本もこの制度を導入しつつある、ってこと。
まだ間に合うのかどうかは分かりませんが、先代が残してくれた
貯蓄(水産資源)を食い潰すことだけは、何としても回避したい
ものです。
●●●追伸●●●
他にも色々とご主人はお話をしてくれたんですが、この文言が
一番記憶に残りました。
目先のことしか考えないから、長期的な展望を考えないから、こ
のような状況になってしまったんだと想います。
人生も同じなんじゃないのかな。